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ごあいさつ
ご来店ありがとうございます
当ショップでは備前焼作家 松井浩之の作品を取り扱っております。
備前焼は日本六古窯の一つで釉薬を施さず焼成し、土味の素朴さを大きな特徴とする焼物です。
「土と炎の伝統美」と呼ばれ、多くの方に愛されています。
そんな備前焼の中に受け継がれている伝統美を大切にしつつ、現代の生活にも溶け込む作品を販売しています。

作品の特徴
当ショップでは、皆様の暮らしにぴったりな備前焼を探していただくため、様々な形や焼きの作品をご用意しております。特に、備前焼の特徴である「焼き」については、父から受け継いだ技法、松井浩之独自に考案したものも含めパターンが豊富にあり、お楽しみ頂けると思います。


緋襷(ひだすき)
淡いベージュの肌に鮮やかな橙色のラインが美しい焼きです。
このラインは、作品に巻き付けた藁が、焼成の際ガスを発生させることで現れます。
淡い色合いはどんな料理にも合わせやすく、暖かみのある雰囲気が特徴です。

黒襷(くろだすき)
薄いグレーの肌にきりっとした黒いラインが走っています。
緋襷同様、ラインは藁によるものですが、作品を一回り大きな鞘に収め、酸素を少なくして
燻すように焼くことでこのような色合いになります。
クールでシャープな印象が特徴です。

練上(ねりあげ)
備前焼の土に磁器系の粘土を練りこんでいます。
二種類の土が織りなす縞模様が美しく、作品によって模様の出方も様々です。
モダンで可愛らしい雰囲気が特徴で、洋風の食卓との相性も抜群です。

藍彩(あいさい)
渋みのある深い藍色が特徴です。
釉薬を使わず、土自体に顔料を練りこんでいるため、藍色が深い部分、淡い部分、
松の灰によって模様がついている部分などが一つの作品の中に混ざり合い、その変化が楽しめます。

備前焼は作家が制作するものではありますが、それだけで完成とは言えません。それを使う人に育てられてはじめて作品は完成します。使うほどに手に馴染み、色合いが増す焼物です。是非お気に入りを見つけて頂き皆様の暮らしに彩を添えることができれば幸いです。


備前焼作家・松井浩之プロフィール
1962年 岡山県指定重要文化財松井與之の長男として備前市に生まれる

岡山髙島屋、米子高島屋にて作陶展
日本工芸会正会員
日本工芸会中国支部幹事
岡山県備前焼陶友会理事
備前陶心会特別会員
岡山県美術展覧会委嘱作家