2020/06/21 16:57
「これも備前??」
とお客様によく質問される、、藍彩入荷しました!
藍彩とは粘土にコバルト系の顔料を練り込み登り窯で焼き上げます。
薪窯で焼くことにより、光沢や胡麻(松割り木の灰)、緋色の景色が生まれます。
父、與之から受け継いだ技法です。
藍の発色、胡麻のかかり方、緋色の出方、など様々な表情に窯出しの度楽しみな作品です。
深い藍色に海や空をイメージしたり、
真っ青な地色にパラリとかかった胡麻に星空を連想したり、
緋色とのグラデーションが夕焼けのように感じられたり、
手に取ったお客様はどんなイメージを持たれるだろうとわくわくします。
「これも備前?」と言われていたお客様が次第に「松井備前」として「藍彩」を認識してくださるようになりました。
画像では伝えきれないものがありますが、備前焼の表現の一つとしてお楽しみ頂ければ幸いです。